2007年2月22日木曜日

Delta Classics のフルトヴェングラー指揮バイロイト「第9」

デルタ・クラシックスから出ているフルトヴェングラーのベートーヴェン交響曲「第9」バイロイト51年録音を買って聴いてみた。

これはネット上でもたいへん評判が良いもので、音質が従来のCDよりもずっと良くなった言われているもの。すでに他のレーベルから出ている同一の演奏のCDを数枚持っているものの、個人的に興味があったので買った次第。

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個人的にOTAKENレーベルのセカンドCDと比べると、それほど音質が良くなっているという印象はあまり受けなかった。デルタの方がどこか音が澄んでいるという印象はあるが、明らかにそうなのかと言えば困る程度のもの。

確かに本家EMIよりは音質は良いだろうと思うけどれど、オーケストラの音色とか質感でOTAKENのCDよりも勝っているかと言えば、そうでもないのでは?という感じだった。

デルタのマスタリングでは音が前に来る感じだが、それが時に耳にキツいときもあって、これは短所にもなるだろうと思う。特に第4楽章の金管でややそんな感じがした。

むしろOTAKENのCDの方が音がやや太い印象も受けたし、音色にコクがあるような気がした。まあ、個人的にはデルタのCDは買っても買わなくても、どっちども良いものだと感じた。

人によって感想は違うのだろうが、まあ、自分的にはこんな印象。

こういった古い録音を聴く場合、ステレオ装置の問題があるのだけど、自分が使っているのはサンスイの古いもの。20年以上前の価格15万程度かとな?というやつ。ずっと家にあったもので使い続けている。