2008年3月2日日曜日

三浦事件(ロス疑惑)が蒸し返される理由

どうして今頃、ロス疑惑をアメリカが蒸し返すのか、奇妙だと思う。ロス疑惑など、もう20年前後も昔のことだし、そんな昔のことを何故今頃?というのが正直な感想だ。

日本ではすでに一応は決着がついた事件だ。日本で決着がついても、アメリカとは別の法律だから関係ない、アメリカでは凶悪犯罪に時効がないから、今でも捜査して裁判にかけることができる、と言っても、何故今頃?という疑問は消えない。

考えてみれば、アメリカのロスなんて、凶悪な犯罪が日本と比較すればたくさん起きているわけだし、殺人事件など日本よりも数倍も多いはずだ。ロス疑惑よりも凶悪な犯罪などたくさん起っているのではないか?ロス市警はその意味で忙しいはずだし、20年も前の三浦事件など今でも捜査を続けているとは思えない。

はっきり言えばロス市警は20年前の三浦事件など、とうの昔に忘れているはずだ。またこんな昔の事件に関わっている余裕も時間もないだろうし、担当だって変わっているはずだ。それなのに、昔と同じ捜査官である、ジミー佐古田というのが、また再び出てきて、何やら事件の立証に自信があるとか、言っているようだ。

これはどうも奇妙だろう。単にロス市警が凶悪犯罪が許せなくて、今の今までこの事件を追ってきて、やっと立証できる段階に来たので、逮捕して裁判をする、というのではないだろうと思う。

裏に何かあることは間違いないと思うが、それが一体、何なのかまるで見当がつかない。この「ロス疑惑蒸し返し事件」は今後もよく覚えておくべき事件だろう。